ライブやフェスの交通費を抑えるなら青春18きっぷをフル活用しよう

地方在住者にとって、ライブやフェスはいつも遠くで行われるもの。
そのための交通費の出費が懐に痛い。

そんな交通費の出費を抑えるためにも、青春18きっぷという選択肢を使ってみてはいかがだろうか?

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目次

ライブやフェスによく行く人こそ青春18きっぷを使うべき理由

青春18きっぷは旅行者用の切符だと思いがち。
でも実は旅行者にとって青春18切符はかなり使いにくいものだ。

なぜなら青春18切符は

  • 5枚セットである
  • 1日当たり2,370円、距離にして約140kmと結構な距離を移動しないと元を取れない
  • 使える期間が短い

からだ。

5枚もあっても普通、1回の旅行で1~2回しか使わないだろう。
また、1日当たり2,370円使わないと元が取れないため、旅行中にあまり移動しない日とかがあると青春18きっぷを使った方がいいのか、使わない方がいいのかで迷ったりすると思う。

例えば日光に旅行して1日目日光、2日目鬼怒川温泉、3日目那須を観光してから帰宅みたいなとき。
この場合、

東京-日光間は2,590円
日光-鬼怒川間は310円
鬼怒川-那須間は1,970円
那須-東京間は2,590円

この中で青春18きっぷの元が1回で取れるのは東京-日光間と那須-東京間だけだ。
なので青春18きっぷをお得に使うには行きと帰りの2回だけ青春18きっぷを使い、間の中・小距離移動は切符を買って移動しなけれならない。

つまるところ青春18きっぷは長距離移動専用で中・小距離で使うと元が取れずもったいないのだ。

このように、青春18きっぷの元が取れるかどうかをいちいち計算して旅行プランを考えるのはかなりめんどくさい。

さらに青春18きっぷは使用できる期間が決まっており、しかもその期間は大体1ヶ月くらいしかない。

青春18きっぷ5枚セットを使いきるためにはその短期間の間に2,3回は結構遠いところまで旅行しないといけないのだ。

夏休み中の学生ならともかく、普通の会社で働く社会人にとっては、そんな短期間に2回も3回も旅行する時間はないだろう。
 

でもライブやフェスで定期的に結構な距離を電車移動する人にとってはどうだろうか?

一番わかりやすいのは群馬とか栃木に住んでる人が東京で開かれるライブやフェスによく行く場合だ。

この場合、片道大体2500円くらいになり、

  1. 栃木や群馬から青春18きっぷ1枚目を使って東京へ
  2. ライブやフェスを楽しみ、東京に一泊
  3. 青春18きっぷ2枚目を使って帰宅

これを青春18きっぷの期間中に3回やれば使いきれるし、2回やって最後の1回は金券ショップに売ってしまってもいい。

青春18きっぷはこういう東京や大阪、福岡など、ライブがよく開かれる場所に行くのにいつも電車で3~5時間くらいかかってる人が使うのに最適。

地方から都会のライブやフェス遠征に行くための交通費が青春18きっぷの1日の元を取るための費用:2,370円より高いなら完璧だ。

距離的にちょうどいいし、行きと帰りでぴったり2回使うし、ライブやフェスは月に何度かあるから5回分使い切るのも難しくない。

つまり、青春18きっぷはどちらかというと旅行者よりも頻繁に都会に遠征に行くライブやフェスに行く人のためにあると言っていい。
 

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青春18きっぷの使い方

では、青春18きっぷの使い方を説明する。

まず、青春18きっぷは常に買えるわけじゃない。
販売期間と使用できる期間が決まってる。

購入した青春18きっぷは期限を過ぎてしまうとただの紙切れになってしまうので注意する必要がある。
 

青春18きっぷの発売期間と利用可能期間

年によって多少の変動はあるが、大体同じ時期になる。(以下は2016年のデータ)
 

発売期間:2月20日~3月31日
利用期間:3月1日~4月10日
 
発売期間:7月1日~8月31日
利用期間:7月20日~9月10日
 
発売期間:12月1日~12月31日
利用期間:12月10日~1月10日
 

買える場所

青春18きっぷはJRの駅にある「みどりの窓口」で、5日分11,850円で販売している。
青春18といっても18歳以下しか買えないなどの制限はなく、大人だろうが子供だろうが買える。
 

青春18きっぷのルール

  • 1日1枚を消費する
  • バラバラに切り離すことはできない
  • 複数人(5人まで)で使える
  • 1度でも使うと払い戻し不可

 

1日1枚を消費する

青春18きっぷはその日初めて電車に乗るときに改札で駅員に見せると1枚目のところに日付入りのスタンプを押される。
このスタンプが押された青春18きっぷがフリーパスとなり、その日1日はこのスタンプの押されたきっぷを見せることでJRの改札をどこでも通れる。

このルールがあるため、青春18きっぷは1日当たり2370円(11,850円)以上分使わないと元を取れない。
 

バラバラに切り離すことはできない

青春18きっぷはバラバラに切り離すことができないため、使わない分を2枚ずつ友達にあげたり売ったりできない。
 

複数人(5人まで)で使える

青春18きっぷは複数人で使える。
例えば2人なら1日に日付スタンプを2個分押される。
そのため、5人で利用すると1日ですべての回数分の青春18きっぷを使いきることもできる。
 

1度でも使うと払い戻し不可

青春18きっぷが余ったからとか、1日分しか使わなかったからといって、払い戻しはできない。
払い戻しができるのは1度も使ってない青春18きっぷのみ。

ライブの交通費を抑えるために青春18きっぷをフルに使おう

以上、青春18きっぷにはいろいろとルールがある。
ではどうやって上手に使いこなすか。

コツはずばり、使い切ることだ。

余らせてしまうと無駄になってしまう。
だからいくら1日当たりの料金が安く済むからといって計画なしに青春18きっぷを買ってしまうと、余ってしまい、結果的に損してしまう。

でもそんな青春18きっぷも、ライブやフェスによく行く人なら使い切りやすいと思う。
しかしいくらライブやフェスによく行く人でもきれいに5回分毎回使い切れるというわけにもいかないだろう。

青春18きっぷが余ってしまったときや、1枚足りなくて1枚だけ欲しいってときはどうすればいいのか?

実は青春18きっぷはバラで買ったり、余りを売ったりすることもできる。
ただし、非正規の方法だが。

参考:青春18きっぷはバラで買える?余りは売れる? 高く買い取ってもらうには?

こちらの記事を参照して青春18きっぷが余ったときに売ったり、足りないときにバラで買ったりすると、より完璧に青春18きっぷを使いこなすことができる。

こうして青春18きっぷをフルに活用すれば、あなたのライブやフェスの交通費はぐっと抑えられるぞ。
明日から試してみてほしい。

まとめ

  • 青春18きっぷは旅行者よりもむしろライブやフェスなどで東京や大阪によく行く人にこそ最適なもの
  • 青春18きっぷは1日2,370円使わなければお得にならないため、長距離移動ならお得になるが、中・小距離移動だとお得にならず、旅行に使うには結構めんどくさい
  • ライブやフェスなどでよく東京や大阪などに遠征に行く人なら距離が決まってるし使いやすい
  • 青春18きっぷのルールを把握し、余りを売ったりバラを買ったりしてフルに活用するとライブやフェスの交通費をだいぶ抑えられる

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