お歳暮やお中元に手紙や送り状が必要は嘘! 今時添えてる人はほぼいない

私は平成生まれなためお歳暮やお中元についてはからっきしわからない。
だが社会人となり一応こういうものもあるんだ、ということでお歳暮やお中元について調べてみた。

そしてわかったのが本に書かれてるマナーと現実の間にだいぶ乖離があることだ。

マナー的にはお歳暮やお中元には送り状を添えるのが礼儀とされているが、実は送り状を添えてる人はほとんどいない。

平成生まれで何もわからなかった私が調べてわかったことをまとめた。

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目次

お歳暮に手紙や送り状が必要は嘘

一般的には・・・

一般にはお歳暮には送り状を添える、または出すのがマナーとされる。
じゃあ実際に送り状を添えるのが一般的なのかどうか調べたところ、今のお歳暮事情はそうではないらしい。

私はまだ40代後半ですが、明治生まれの祖父と大正生まれの父に宛てたお中元お歳暮の多い家で育ちました。ウチで一番字が上手いとおだてられて、高校時代(昭和50年ごろ)から礼状を書いていましたが、その頃でも送り状を別途下さる方は少なかったです。
大多数が突然デパートから配送されて来ましたが、礼状は必ず書きました。ただ、ごく親しい人の場合は、電話でお礼を言うので礼状を書かなくてよいと言われたことはあります。

マナーの本などには「気持ちばかりの品を送らせて頂きましたのでご笑納ください云々」の手紙(はがき)を出すように書かれていることは知っていますが、実際に送る人は滅多にいないと思っていました。私にとっては手紙は送らないのが普通なので、わざわざ書くのは少々オーバーで恩着せがましい感じもします。礼状はもちろん書きます、あるいは親しい方なら電話します。世の中これが一般的だと思ってましたがどうなのでしょう?
(引用元:http://oshiete.goo.ne.jp)

40代後半の方でこうなのだからもうだいぶ前からお歳暮に送り状を添えないのが一般的になっている、と言えるだろう。
 

ビジネスの場ではどうなの?

また、仕事上の相手や上司などに対しては送り状を添えるべきという意見は多い。

仕事場というと上司や取引先だ。
さすがに上司や取引先にお中元やお歳暮を送るときは送り状が必須なのでは?
と思ったら・・・

上司のケース

お中元をはじめて贈ります。送り状は必要なのでしょうか?
常識しらずで申し訳ございません。
インターネットで調べるといろいろ出てくるので、よく分かりません。
送り状は絶対必要なものでしょうか?実家にいたころ送り状なんて見たことがないような気がする(自営業だからでしょうか)ので質問します。

相手は
1.それぞれの両親
2.主人の兄夫婦
3.私の祖父母
4.主人の上司
です。

 

この質問への回答

1・2・3の場合はまったく必要ありません。4の場合にのみ送っても不自然ではありませんが、いまどき丁寧な方はいないでしょう。
でも、そんな葉書が舞い込んで来たら、上司の方もブッ魂消てしまうかも知れません。いらないのではないでしょうか。

(引用元:http://chiebukuro.yahoo.co.jp)

要するにそれだけお中元に送り状を添える人は珍しいということだろう。
 

取引先のケース

お歳暮の送り状について。

取引先にお歳暮を送りました。

送り状が先方に届くのは、配送到着日の何日前がベターでしょうか?

という質問に対する回答

連絡してから届けるなんて、貴方が初めてです。

わが社には、何処の取引先からも、前もってお歳暮を送りますなんて連絡は無いし、私もした事無いです。

(引用元:http://chiebukuro.yahoo.co.jp)
 

取引先へお歳暮を送りたいのですが、品物だけではなく何か一言あいさつ文のようなものを付け添えたほうが良いのか悩んでいます。
品物だけでは、気持ちがこもっていないように感じ取れるような気がしますが一般的にはどうなのでしょうか?

という質問に対する回答

お歳暮をもらう側です。
挨拶状などはほとんど見かけませんよ。実際に包みを開けるのは事務方ですし、決まりきった挨拶状を同封されても処分しちゃうかも。
特に必要ないかと思います。

(引用元:http://chiebukuro.yahoo.co.jp)

取引先に関しては送り状はいらないようだ^^
ビジネス対ビジネスだとお歳暮は形式上のやり取りになるため、送り状は不要と考える人が多いとのこと。

それにしても親密な関係の相手には添えるという人がいたり、仕事関係の相手には添えるのがマナーという人がいたりでこの辺も人によって意見がバラバラだ。

Yahoo!知恵袋などのやり取りを見ても送り状の必要性より書き方の質問回答ばかりなことから、未だに送り状を添えるのはマナーだと思ってる人が多いらしい。

だが実際には毎年たくさんのお歳暮を受け取るけど送り状がある人を見たことがないという人がかなりいたことから、相手によらず、送り状はいらないのが今のお歳暮事情のようだ。

インターネット上の情報は鵜呑みにしてはいけない好例だろう。

実際、送り状を添えようとするとかなり面倒だ。
お歳暮はデパートなどから送る人がほとんどだが、デパートでは送り状や手紙は入れてはいけないらしい。

これはなぜかというと郵便局のルールで手紙や封書を宅配と一緒に入れてはいけないからだそうだ。

だから送り状は入れないのが当たり前と思ってる人も多く、入れなくても別に失礼には当たらない、というのが今の本当の一般論だ。

なぜ送り状は必要という意見があるのか

マナー本に書いてあるからだろう。

昔はお中元やお歳暮というのは持参するのがマナーだった。
今のように宅配で送るものではなかったのだ。

で、仕方なく宅配で送るようになって、送り状を送るようになった、というわけだ。

だから今でも年配の方の方の中には送り状は添えるのが当たり前と思ってる方もいる。

高齢者以外でも、マナー本やネットの情報を信じて送るのがマナーだと思ってる人が多いんだろう。

で、最近ではマナー本を参考にして書かれたネット情報が溢れている。
その情報を参考にして書かれたマナー情報系の記事を書いたサイトも溢れている。

その連鎖で今のネット上にはお歳暮のお礼状を添えること=常識という認識が広まってしまっているのだ。
 

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一番参考にすべき情報は体験談

私は体験談が好きだ。

なぜなら本当のことが書いてある可能性がもっとも高いのは体験談だからだ。

マナーや常識関係の本や情報は確かに正論を伝えているはずだし、その情報が間違ってるわけじゃない。

でもその情報が古いか新しいか、リアルに沿っているかどうか、というのは体験してる人じゃないとわからない。

ネット検索する上で、質問→回答形式の情報を安易に信じてはいけない。
なぜなら人は模範解答的な正しいことを答えようとするあまり、現実に即してないことを言ってしまったりするからだ。

特にYahoo!知恵袋などではベストアンサー機能が付いてるため、どうしても模範解答的な回答が目立ちやすい。

私はこちらでも体験談をまとめた記事を書いたが、情報の正しさよりも、リアルさという点で本当のことが知りたいときには、体験談を参考にすることをおすすめする。
 

https://coikijoho.com/483.html

まとめ

  • お歳暮に手紙や送り状が必要は嘘
  • 一般の場でもビジネスの場でも関係なく送り状は必要ない
  • 送り状が必要だと信じてる人が多いのはマナー本やネット情報のせい
  • 情報を探る上でもっとも参考になるのは体験談

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