数ある神社の中でも靖国神社は神様の数が桁違いに多く、なんと246万6千柱もいる。
こうも神様が多いと、参拝マナーには気を付けないとバチが当たりそうで怖いという人もいるだろう。
神社の参拝が初めてでよくわからない人のために参拝マナーや服装マナーについて解説する。
目次
靖国神社での参拝マナー
まず前提として、靖国神社がいくら神様がたくさんいる特別な神社だからといって特別な作法があるわけではない。
神社は神社なので他の神社と参拝のマナーや方法は変わらない。
ってことでどこの神社でも使える基本的な神社の参拝マナーの解説をする。
鳥居の前
鳥居の前で軽く一礼する。
神様のいる場所である聖域に足を踏み入れる際はこうしてまず敬意を払うのがマナー。
また参拝者は神社の参道は真ん中を通らず、なるべく端を歩くこと。
これは真ん中が神様の通り道とされているからだ。
手水
- 右手で柄杓(ひしゃく)を持って水をすくい、左手にかけて清める
- 柄杓を左手に持ち替えて水をすくい、右手にかけて清める
- 再度柄杓を右手に持ち替えて水をすくい、左手に水を受けてその水を口に含み、すすいで清める
- 柄杓でもう一度左手に水をかけて清める
- 柄杓に水を入れて縦に持ち、柄杓の柄を清める
神社に入ったらまず手水舎で手と口を清めるのがマナー。
二礼二拍一礼
- 拝殿前に進み出て、軽く一礼
- 賽銭を静かに入れる
- 鐘を鳴らす
- 2回深く一礼
- 2回拍手
- 1回深く一礼
基本前の人のやり方を見て真似すればいいのでメモとかしなくても大丈夫だ。
また、第二次世界大戦で戦死した日本の軍人等を忍んでの参拝なら、二礼二拍一礼をせずに黙祷するだけでもいい。
その場合、進み出て一礼してから黙祷し、黙祷が終わったら一礼して去ればいい。
実際8月15日に参拝するとこうしてる人も結構いる。
帰りも鳥居をくぐるときは一礼
帰りも鳥居をくぐるときは軽く一礼するのがマナー。
この場合はもちろん、振り返って神社の方を向いて一礼する。
帰りは忘れがちなので気を付けよう。
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靖国神社の服装マナー
実は神社への参拝時の服装については特に決まりがあるわけではない。
あくまで常識の範囲でマナーを守りましょう的な感じだ。
また靖国神社は観光目的で来る人も多いため、比較的ラフな服装で来る人も結構いる。
だから別に半袖短パンはダメとか、タンクトップはダメとか、サンダルはダメとか、そういうレベルで厳しいものではない。
実際外国人観光客はタンクトップにサングラスの女性が多いし。
さすがにキャバ嬢みたいな格好で行く人はいないよねという一般常識の範囲内で、これはさすがにアウトだろって感じの服装じゃなければオーケーだろう。
ただし、神様への敬意を表すために帽子を被ってる場合は脱ぐのがマナーだ。
靖国神社で参拝できる時間と参拝の手順は?
靖国神社の営業時間は6時~18時(3~10月)、それ以外の時期は6~17時。
拝殿に上がっての正式参拝ができる時間帯は8時~16時30分(3~10月)、それ以外の時期は8時~16時。
靖国神社正式参拝の流れ
- 参集殿に正面玄関から入る
- 参拝申込用紙に必要事項をご記入し、玉串料をお納める
- 神職の方が本殿まで案内してくれる
- 参拝後、御供物を受け取る
昇殿しての正式参拝の方法はちょっと複雑なのでこちらの動画でしっかり予習しておこう。
まとめ
靖国神社の参拝マナーは基本的に他の神社と同じ。
神社では鳥居をくぐるときに一礼、手水で手と口を清める、二礼二拍一礼で参拝する、一礼して神社の鳥居を出る、という手順で参拝する。
靖国神社での服装については、観光地化していることもあり比較的ゆるいが、帽子はとること。
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