アパート探しで必ず直面する問題がユニットバスか、バス・トイレ別か。
でもたぶんバス・トイレ別じゃなきゃ嫌!って人が圧倒的に多いと思う。
いったいなぜ、こんなものが作られたのか?
気になったので調べてみた。
目次
ユニットバスはなぜ作られた?
そもそも風呂とトイレは別だった日本にユニットバスが生まれた理由は東京オリンピックだった。
しかも外国人の泊まるホテルを急遽作らなければいけなくなって建築の費用と手間を抑える苦肉の策だったようだ。
(参考:ウィキペディア)
だから実は今の日本にあるユニットバスは別に海外から伝わったというわけではない。
発想は欧米のものを元に作られてると思うが。
最初に作られたユニットバスが入浴習慣のない外国人向けに作られたことから、おそらく、ユニットバスは基本シャワー専用という考えで作られたんだと思う。
じゃなきゃ湯船のすぐそばにトイレ置こうなんて発想にはならないはずだし。
ここまではいいんだ。
外国人向けのホテルだからシャワーだけでもいいよねという発想で作られたのがユニットバス。
でも個人的にここからがすっごく疑問だ。
賃貸の設計コスト削減のためなのかオリンピック人気に乗っかっただけなのか大人の事情なのか知らないが、元々は外国人向けに作られたはずのユニットバスが日本人向けのアパートやマンションにも導入されちゃった。
なぜお風呂に毎日入る文化のある日本人が入るための浴槽がこの形なのか?
改めて考えてみると不思議な気がする。
あるアンケートによるとバス・トイレ別を希望する人の数は75%と非常に多く、バス・トイレ一緒の部屋なんて誰も望んでないのがよくわかる。
正直私は、当時の賃貸設計の指揮系統を担っていた人が相当なバカだったとしか思えない。
あるいは政治的権力を持つ外国人が裏で操ってたとか。
普通に入浴習慣のある日本人ならこんなもの日本人には需要がないとすぐわかるはずなので^^;
日本のユニットバスと欧米のバスルームの違い
日本のユニットバスは欧米のバスルームとは別ものだが、発想は同じ。
同じ部屋にバス・トイレ・洗面台が揃ってる。
しかし、面積が圧倒的に違う。
欧米の場合、トイレと湯船の間には3m以上の距離がある。
だから欧米のユニットバスで湯船に浸かってもそれほど汚いって感じはない気がする。
でも日本の場合は湯船の目の前がトイレだから、視覚的に汚い^^
ちなみに欧米人は家にお風呂があってもめったに風呂には入らず、シャワーのみで過ごしている。
なので風呂とトイレが同じ部屋にあると汚いとか、風呂に入ったときにトイレまで湿気がこもる、というような不自由をあまり実感してないのだろう。
確かに日本の東京のような人口密度の高い地域では部屋を狭くするためにこうする必要があった、とも考えられなくはないが、日本人の常識からするとどう考えてもバス・トイレは別のはずだ。
やっぱり当時ユニットバスを日本に広めた人の考えがわからない・・・。
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そもそもユニットバスに需要はあるのか?
ここまでユニットバスを否定してきたが、実際ユニットバスに需要はあるのか?
それが、案外あるのだ。
実は忙しい一人暮らしサラリーマンの多い今の日本の社会ではシャワーのみで済ませる人が増えている。
一人暮らしだと何かと忙しくて風呂は入らずシャワーだけになりがちなのだ。
シャワーだけならユニットバスで事足りる。
家に友達も彼女も呼ばないなら特に不自由もない。
といっても大半の人は本当はバス・トイレ別がいいけど家賃が安いという理由でユニットバス選んでるだけだろうけど。
そう、東京ではほぼ同じ条件でバス・シャワー一緒のユニットバスの部屋とバス・シャワー別の部屋の家賃が1万円以上違うことがよくあるのだ。
これは結婚しない、一生独身の男性が多くなった今の日本では案外需要があると思う。
ちなみにこれまでユニットバスを否定してきた私は今ユニットバスの家に住んでいる(笑)
もちろん安いからだ!
金持ちになったらバス・トイレ別の部屋に引っ越す。
今の若者にはお金がない。
お金のない一人暮らしの若者にとってユニットバスは家賃を下げてくれる嬉しい存在。
昔の賃貸設計した人はバカだと思うが、そのおかげで安く東京で部屋が借りれるのでむしろ感謝しているくらいだ。
まとめ
- ユニットバスは東京オリンピックにホテル建築が間に合わず、急遽作られた苦肉の策
- それがなぜか東京オリンピック後もアパートやマンションに広く浸透した
- ユニットバスは今の忙しい一人暮らしサラリーマンには案外需要がある
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