共働きの夫婦で犬を飼っていると、犬一匹でお留守番になりますよね。
夏は部屋の温度と湿度が上がり部屋が蒸し暑くなりますが、犬一匹のためにエアコンをつける必要があるのでしょうか?
またつけるなら設定温度をどうするかや、電気代を抑える方法を紹介します。
目次
夏は犬にエアコンが必要か?
結論から言うと犬にもエアコンが必要です。
なぜなら犬は人よりも暑さに弱い生き物だからです。
人間は暑いと汗をかくことで体を冷やすのに対し、犬は汗をかけないためハァハァすることでしか体を冷やせません。
犬も暑いと熱中症にかかってしまいますが、犬は人間以上に熱中症にかかりやすいのです。
そのため、留守番中の犬が熱中症になった場合、死ぬ危険性が結構あり、実際にペットの犬が熱中症で死んだという事例は多いです。
熱中症で亡くなったペットの例
友達のうちの犬は外で飼われていて熱中症で亡くなりました。
うちのポメラニアンは、去年冷房をつけ忘れて仕事に行ったせいで、帰宅したときには冷たくなっていました。
(引用元:http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0624/420518.htm)
私の知り合いのワンちゃんが2頭ほど熱中症で亡くなってしまっています。
2頭とも夏の長時間のお留守番中でした。
(引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14162609054)
暑さに弱い犬種について
短頭種と呼ばれる犬種は特に暑さに弱いことが知られています。
短頭種
- フレンチブルドッグ
- パグ
- シーズー
- チワワ
- ペキニーズ
など
他にもシベリアンハスキーやラブラドールなどの寒い地域出身の犬なども暑さに弱いです。
また犬にとっての最適な温度は20~25℃程度と言われています。
それに対してエアコンをつけなかったときの都会の夏の室温は35℃を超え、湿度も60%くらいになります。
これでは暑さに強い犬でない限り、かなりの確率で熱中症にかかってしまうでしょう。
部屋に誰もいなければそのまま死んでしまう可能性があります。
というわけで夏に犬に留守番させるならエアコンは必須です!
扇風機ではダメなのか?
では扇風機ではダメなのでしょうか?
これはエアコンなしで犬のいる部屋がどれくらい涼しくなるかによります。
マンションなどの閉めきった部屋であればエアコンは必須です。
素直にエアコンをつけてあげましょう。
広めのリビングなど風通しのいい部屋で窓もドアも開けた状態で、室温で30℃以下、湿度60%以下に保てるというなら扇風機だけもありかと思います。
現に私の実家では犬を飼っていましたが、窓を網戸にして全部開けて部屋の風通しをよくできる状況だったので扇風機で済ませていまし。
また扇風機は汗の出ない犬には効果がないという意見もあるがこれは間違いです。
私の犬はよく扇風機の前で涼んでいました。
風は体表面の熱を逃がす効果はあるので汗の出ない犬にも多少は効果があるのです。
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エアコンの設定温度をどうするか?
エアコンの設定温度は電気代節約のためにと28℃くらいに設定する人が多いです。
これで平気な犬もいるが、ダメな犬もいます。
実際、エアコンを27℃に設定して留守番させて帰ってきたら熱中症で死にかけてたって犬もいます。
暑さに対する耐性は犬によって違うので弱い犬は本当に弱いってことです。
なので留守番させる前に休日にエアコンつけてみて自分の犬が室温何度くらいまでなら大丈夫なのか確かめておくべきでしょう。
ハァハァするのが止まらないようなら危ないってこと。
目安は25~27℃ですが、犬によって違うのでちゃんと確かめた方がいいです。
犬用エアコンの電気代を抑える方法
犬の命のためとはいえエアコンを昼間の間つけっぱなしにすると電気代がバカ高くなってしまいます。
なんとか電気代を抑える方法はないか考えてみました。
- エアコンを最新のものに替える
- 大理石マットを併用する
- タイマーを使う
- 犬をトリミングする
1. エアコンを最新のものに換える
最新のエアコンの電気代は古いタイプや安いものと比べるとなんと4分の1程度です。
例えばそれまでの電気代が20000円だったとしたらこれがたったの5000円になるのです!
ここまで電気代を抑えることはできれば、多少初期費用がかかっても数年で元を取れるでしょう。
最新のエアコンは元々省電力で稼働するのに加え、センサーで室温を感知して温度が下がれば自動で風を送るのを止め、温度が一定まで上がると自動で風を送るのを再開する仕組みです。
ってことでもっとも簡単かつ合理的に電気代を節約する方法はエアコンを最新のものに買い換えることです。
投資だと思って初期費用には目をつぶりましょう。
2. 大理石マットを併用する
大理石マットは犬がその上に寝そべって体を冷やすのに使います。
石は効率よく熱を吸収して逃がしてくれるのです。
犬の体を冷やすためのグッズは大理石マット以外にも色々あります。
でもひんやりジェルはかじってしまうと危険だし、アルミシートは時間が経つと温まってしまって効果が薄れます。
なので犬の体を冷やすグッズの中で一番優秀なのが大理石マットなのです。
重くて運ぶのが大変という欠点もありますが一度買ってしまえばめったに動かすことはないのでそれほどの欠点にはならないでしょう。
3. タイマーを使う
エアコンのタイマー機能を使い、家を空けてからエアコンがつくまでの時間分電気代を節約します。
気温が上がってくる10時くらいに付く用に設定するといいです。
節約したいからってそれ以上遅らせるのはちょっと危ないです。
4. 犬をトリミングする
地味だけど意外と効果が高いのが犬の毛を少し刈ってしまうこと。
夏に犬の毛を刈ることをサマーカットと呼びます。
ただこれは賛否両論あってサマーカットして地肌を露出させるのは逆効果だという意見もあります。
根拠は毛皮に断熱材としての効果があり、毛皮が暑さから体を守っているとのこと。
それは確かに一理あるかもしれないけど逆に毛皮の断熱効果が犬の体の熱を逃がすのも防いでしまうため、体に熱がこもって体温が上がってしまうことにもなります。
なので結局どうなんだろうと思って実際にペットのサマーカットをした人の話を聞くと、サマーカットをしたあと明らかに犬のハァハァが減った、と言ってる人が多いです。
ってことで効果はあると考えて間違いなさそうです。
まとめ
- 犬は汗をかけないため人間より暑さに弱く、熱中症になりやすいのでエアコン必須。実際に熱中症で死ぬ犬は多い
- 風通しのいい部屋で窓を開けて室温や部屋の湿度をある程度低く保てるなら扇風機だけでも可
- エアコンの設定温度は犬によって違うのでハァハァ具合を見て判断する。27℃設定で熱中症になった犬もいるので注意
- 電気代を節約するにはエアコンを最新のものに換えるのが一番いい
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