バーベキューで野菜を焼くとよく焦げます。
焦げないようになるべく弱火で焼こうとするんだけどそれでも焦げます。
この記事では、なぜ野菜がそんなに焦げやすいのか、焦がさないためのコツや、野菜をおいしく焼く方法を紹介します。
目次
バーベキューで野菜を焦がさないコツ
なぜ、野菜は焦げやすいのか?
まずは、そもそもなぜ野菜が焦げやすいのか、原理を解説しましょう。
野菜が焦げやすい理由は野菜の性質を考えればわかります。
野菜の大部分は水分でできています。
野菜 | 水分の割合 |
---|---|
ピーマン | 93% |
なす | 93% |
玉ねぎ | 90% |
人参 | 90% |
しいたけ | 88% |
かぼちゃ | 84% |
とうもろこし | 75% |
じゃがいも | 78% |
さつまいも | 65% |
野菜を高温で焼くと水分が蒸発します。
野菜から水分が抜けるとただの植物になるため、簡単に燃えて焦げてしまうのです。
ただの葉っぱとかなら簡単に燃えますからね。
特に人参やじゃがいもなどはバーベキューだと外側だけ真っ黒焦げで中は固いという状態になりやすいので、なかなか焼くのが難しいところです。
野菜を焦がさないコツ
1. 野菜を持っていきすぎない、焼きすぎない
これが野菜を焦がさないために一番重要なことです。
食べる分だけ焼いて焼けたらすぐ食べてしまえば焦げません。
野菜を食べる人が少ないときは無理に焼かず、捨てるか他のグループに譲るなどしてしまえばいいです。
そもそもバーベキューは肉がメインで野菜はサブなんで野菜は持ってきすぎないのが一番ですけどね。
余りそうな雰囲気のときは野菜を焼く人が積極的に「人参食べる人~?」とか聞いて配ってしまうのもいいでしょう。
2. 分厚くカットする
例えば人参、玉ねぎなら輪切りですが、普段野菜炒めを作るときよりも少し分厚くカットします。
普段が5mmなら8mmにする。
少し火は通りにくくなりますがこれで多少は焦げにくくなります。
3. 丸ごと焼く
ピーマンやパプリカは丸ごと焼くと中の種まで甘くなっておいしく食べれます。
また、じゃがいもや玉ねぎ、なすなども丸ごと焼いた方がおいしいです。
丸ごとなら外側は焦げても中は焦げないので食べれます。
4. 弱火~中火で焼く
当たり前だけどただでさえ燃えやすい野菜を強火で焼くのは厳禁です。
できるだけ火の弱い部分で焼きましょう。
5. オイルを塗る
オリーブオイルを塗るか、オリーブオイルの入った袋に入れて下処理してから焼きます。
野菜は「オリーブオイル + 塩」でいい感じの味付けにもなります。
焦げにくくなるだけでなく、おいしくなる。
下処理も楽になり一石二鳥ですね。
6. アルミをうまく使う
アルミを三重くらいにしてお皿状にしたものを網の上に乗せ、焦げやすいものはそこで焼きます。
これで簡易的なオーブントースターみたいになります。
もしくはアルミで包んで焼いて蒸し焼きにするのもありです。
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バーベキューで野菜をおいしく焼く方法
バーベキューでは炭火を使うと思いますが、炭火を活かすには直接焼く方法と蒸し焼きにする方法があります。
いくつかの野菜は直接焼くしかないですが、蒸し焼きにできるものは蒸し焼きにする方がよりおいしく食べれるものが多いです。
いも類
アルミで包んでホイル焼きします。
さつまいもなら焼き芋に、じゃがいもならバターがあればじゃがバターに^^
焼き芋の場合はまず濡れた新聞紙で芋を包み、その上からアルミを2重で包んで、炭の中に入れるといいです。
こうすることで蒸し焼きになり、芋が柔らかくなります。
ナス
ナスをバーベキューで焼くならアルミは必須。
アルミになすを入れて、その上にチーズを乗せて焼く、チーズ焼きがおいしいです^^
とうもろこし
とうもろこしは皮つきなら丸ごと皮が真っ黒になるまで焼くと皮の中でとうもろこしがちょうどいい蒸し焼き状態になり、おいしく焼けます。
皮なしの場合はなるべく下茹で、または蒸してから焼く方がいいです。
時間がなければレンジでチンでもOK。
下処理が出来なかった場合は小さめにカットしてこまめに転がしながら焼けばなんとかなります。
玉ねぎ
玉ねぎは輪切りにして焼いてもいいけど丸ごとホイル焼きにするとよりおいしくなります。
この場合皮は剥かずにアルミで包んでホイル焼きにし、焼けてから皮を剥いてバターなどで味付けして食べます。
ただし、玉ねぎの丸ごとホイル焼きは焼けた後の処理がちょっとめんどうです。
輪切りでも全然おいしいのでめんどくさい場合は輪切りでいいでしょう。
その場合は串に刺すと食べやすいです。
松茸
松茸はホイルで包んで蒸し焼きにすると香りが立って非常においしくなります。
必ず直接ではなくホイル焼きにしましょう。
焼けたらアルミを開いて醤油をかけて頂きましょう。
まとめ
- 野菜はほとんどが水分でできているため、強火で焼くと水分が蒸発して焦げる
- 野菜を焦がさない一番のコツは野菜を持っていきすぎない、焼きすぎないこと
- 他に分厚くカットしたり、オリーブオイルを塗ったり、アルミを使うなどの方法がある
- バーベキューではアルミを使って野菜を蒸し焼きにするとおいしくなる
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