電車が止まって別路線に乗り換え！ 定期券の扱いはどうなる？

朝通勤電車に乗っていたら、突然電車が止まってしばらく動きませんとのアナウンス。
なんでもアルミ風船が線路に引っかかって除去作業に時間がかかってるとか。

仕方ないので別路線に乗り換えて会社に行くことに。
急いでるので自腹スイカで普通に乗っちゃった。

でもそのときアナウンスがあって定期の人がどうのこうのって言ってて、どうやら自腹で運賃払わなくても目的地に行けたようだ。

つまり自腹で運賃払った私は損してしまった。
その苦い記憶を振り返りつつ、本当はどうすべきだったのかを書いていく。

電車が止まって別路線に乗り換える場合の定期の扱い

電車が止まって別路線に乗り換えるとき、私は普通に個人のスイカを取り出してそれで通った。

でもアナウンスによると、定期券を持ってる人は改札を通らずに駅員のいるところを通っていけば運賃払わずに済んだらしい。
なぜかというと振替輸送という制度があるからだ。

定期券を持ってる人はこの振替輸送というものが使えるらしい。

つまり定期券を持ってる人は電車が止まって定期券では通れない区間を通りたいときも、追加料金を支払う必要は基本ないってこと。

振替輸送とは何か？

振替輸送とは、電車の乗車券の区間内で列車の運転に支障が生じた際に、他の鉄道会社の指定された経路を追加料金なしで利用できるというもの。

電車が止まって、鉄道会社が復旧に時間がかかると判断した場合に実施されるサービスだ。

要するに、電車が動かなくなった時の責任は鉄道会社が取るからお客さんである私たちは余計なお金を払わなくていいってこと。

ただし、振替輸送の代替区間は鉄道会社が決めるので自分の好き勝手に電車に乗っていいというわけではない。

また、振替輸送の対象にならない場合がある。
 

振替輸送の対象にならないケース

ん？ スイカはダメなの？ 使えなくね？って思ったら定期券ならOKとのこと。

なんだかややこしいけど、定期券はオッケー。定期じゃないSuica/PASMOはNG。
あとは普通の区間指定の切符でもOKだ。
 

電車が遅延・止まったときの振替輸送の使い方

ではこの振替輸送はどうやって使ったらいいのか、手順を紹介する。

振替先の経路についてはアナウンスされると思うが、わからなかった場合は改札の通路で駅員に聞けば教えてくれる。

また自分で独断で判断して適当な経路を使ってしまうと振替輸送が適用されず、自腹んなってしまうので注意しよう。

振替輸送のときに自腹で自動改札を通ってしまったときは後日払い戻しは受けれるのか？

これについてはまさに私の例だ。聞いてみたところ原則的にできないとのこと。
個人の判断による別路線乗車なので個人負担となる。

ただし、東京では振替乗車証なしで定期券を見せるだけで別経路の改札を素通りできるケースがあることは説明した通り。

つまり、たとえ電車が止まって別経路で行こうと判断したときに振替乗車証をもらうのを忘れたとしても、振替先の経路の改札を通るときに定期券を見せれば素通りできる可能性が高い。

ってことで正当な手順で振替乗車証をもらおうがもらわなかろうが、自動改札機を通らずに人のいる改札だけを通っていけば、ただで目的地に行ける可能性が高いので、次回からそうしよう。

うん、私もそうしようと思う＾＾

まとめ

• 電車が止まって別路線に乗り換える場合、振替輸送を利用することで、定期券があればただで指定の別路線に乗れる
  
• 振替輸送は電車が止まったときに定期券や区間指定のきっぷを持ってるお客さんに追加料金なしで別の鉄道会社の路線を利用させてあげるサービス
  
• 振替輸送は定期券以外のICカードでは使えない
  
• 振替輸送を利用するときは自動改札は通らず、人のいる改札を通り、振替乗車証をもらってそれを定期券と一緒に提示することで指定された他社路線に乗る
  
• ただし、東京では振替乗車証なしで通れることも多い
  
• 振替輸送を利用する際に自動改札を自腹のスイカで通ってしまうと、後日払い戻しはされないので必ず人のいる改札を通ること

みんな利用してるのに自分だけ利用しないとすっごい損した気分になる不思議。