スーツのズボンって結構汗をかくけど、
自宅で洗えるの?
やっぱりクリーニング?
みんなどれくらいの頻度で洗ってる?
この記事ではこれらの疑問に答えます。
目次
スーツのズボンは自宅で洗える?
結論から言うと基本的にスーツのズボンは洗えません。
厳密に言えば洗えなくはないです。
でも洗うと少なからず傷みます。
なぜなら、ウール素材のものは水で洗うと縮むからです。
また、油の艶がなくなりテカったり、色落ちしてジャケットと色が合わなくなったりもします。
というわけでスーツのズボンは基本的にクリーニングで洗うのが正解です。
ただウォッシャブル表示のあるズボンに関しては水洗い可能なので家の洗濯機でも洗えます。
その場合、ズボンは裏返して洗濯ネットに入れて弱コース・手洗いコース・ドライコースのどれかで洗いましょう。
洗剤はおしゃれ着用洗剤を使います。
ただし、その場合でもアイロンがけは必要です。
しかし、スーツのズボンのアイロンがけはかなり難しいです。
なぜならスーツのズボンには折り目があり、きちんとアイロンで折り目をつけてやる必要があるからです。
クリーニングに出せばこの折り目は完璧にピシッ!と決まるのですが、素人がプロの動画とか見ながら頑張ってもなかなかピシッ!とはいかず、不器用な人がやるとヨレヨレになってしまうのがオチでしょう。
なのでスーツを傷めないためにも、スーツをキレイに仕上げるためにも基本的にスーツのズボンはクリーニング屋に任せるのが一番いいです。
費用は大体500~1000円程度。
決して高くはない値段ですからね。
スーツのズボンを洗う頻度は? 夏はどうする?
スーツのズボンは実は1シーズンに1回しか洗わない人が多いようです。
フレッシャーズ必見! 社会人に聞いた、スーツを洗う頻度「ワンシーズンに1回:55.2%」マイナビによると、
Q.スーツはどのくらいの頻度でクリーニングに出したり、洗濯したりしますか?
ワンシーズンに1回……212人(55.2%)
月1〜3回……91人(23.7%)
1回着たら……28人(7.3%)
週1回……24人(6.2%)
その他……29人(7.5%)
意外かもしれないませんが1シーズンに1回の人が圧倒的に多いのです。
実際、業界人の間ではスーツは1シーズンに1回が原則です。
さらにジャケットとパンツは一緒に洗うのが原則。
なぜかというと別々に洗うと色合いが変わっていしまうからです。
で、大体の人はジャケットは1シーズンに1回しかクリーニングに出さないのでズボンも同じということになるのです。
ちなみにわかっていると思いますが、これは1つのスーツを1シーズンずっと着続けているのではなく、3~5着のスーツを持っていてローテーションしています。
ローテーションしているとはいえ、週1回以上は同じスーツを着ていることになります。
これ、夏は結構きついんじゃないでしょうか?
夏は嫌でも汗をかきます。
どんなに汗をかきにくい人でも椅子に座るときにズボンが汗ではりついたりした経験はあるでしょう。
これを1シーズン洗わなかったら確実に臭くなりますね。
じゃあどうするか?
1つの解決方法としてズボンの中にステテコを履くというのがあります。
ただでさえ暑い夏にステテコなんて履いたら暑すぎて死ぬじゃないか!
はじめはみんなそう思うのですが、実は意外と涼しいんです。
なぜかというとステテコは吸汗性能が高く、かつ速乾性に優れているからです。
汗を吸い取ってくれるから不快感がなくなり、かつ汗が気化して乾くときに周りの熱を奪ってくれるため涼しく感じるのです。
それでいてスーツに汗がつくのを防いでくれるのでいいことづくめなのです。
また、別の解決方法としてはウォッシャブルパンツにして自宅で洗濯するのもありです。
自宅での洗濯はアイロンがけも含めるとかなりめんどくさいので基本おすすめしませんすがズボンプレッサーを買えるのであれば話は別です。
これならアイロンする必要もないので楽チンです。
ただし、ズボンプレッサーはデカくて場所を取るので1人暮らしにはきついでしょう。
そこで第3の選択肢として、手入れを徹底するというのがあります。
そもそもスーツは自宅で洗濯しようがクリーニング店で洗濯しようが傷みます。
でもかといって洗濯しなければ汗や皮脂汚れが染み付いて汚いし臭くなってしまいます。
さらにクリーニングでやるスーツの洗濯はドライクリーングで実は汗の汚れはあまり落ちないんです。
洗濯してもダメ、洗濯しなくてもダメ、クリーニングに出してもダメ。
じゃあどうする?
毎日のお手入れをすればいいのです^^
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スーツのズボンの手入れの仕方
スーツのズボンの手入れの手順を解説する前に大前提を伝えておくと、スーツは1回着たら2日休ませるのが原則。
3着以上を着まわすというのが前提になります。
これが一番重要なのでスーツは3着以上持ちましょう。
また、今は2パンツスーツというのは流行っていて、1つのジャケットに2つのズボンというもの。
これを使っているならジャケット1に大してズボン2の割合でクリーニングに出せます。
これを利用してズボンはジャケットより多めにクリーニングに出すといいでしょう。
では、本題のスーツのズボンの手入れの手順を解説します。
1. ハンガーにかける
ズボンは折り目が大事なので折り目をきちんとしてハンガーにかけます。
折りたたみ形式ではなく裾から吊るします。
そうすることで自然としわが延ばされ、アイロンしなくても平気になります。
こんな感じのやつがおすすめです。
ボトム用ハンガー 天然木製 一字型 ズボン用・スラックス用
2. 霧吹きで水をかけ、日陰に干す
特に汗をかいた場所を中心に霧吹きで水を吹きかけたあと、日陰に干しておきます。
夏など汗を大量にかいたときは濡れタオルでがっつり拭きましょう。
ただし、ゴシゴシやると傷むので優しくトントン叩く感じで。
めんどくさいときは風呂に入ったあと浴室の中にハンガーでかけておくといいです。
要はアイロンに近い感じで蒸気を当てることでしわ取り+匂い取り効果が望めます。
以上、手入れ自体はそんなに難しくないですね。
あとは適宜タイミングを見計らってクリーニングに出すか洗濯してください。
まとめ
- スーツのズボンは基本自宅で洗えない。ウォッシャブル表示があるものは洗えるがアイロンがけがかなりめんどうで難しいのでおすすめしない
- スーツのズボンの洗濯頻度は1シーズンに1回が基本。ただし汗をかく夏は中にステテコを履くなどで工夫した方がいい
- クリーニングを1シーズンに1回にする代わりに3~5着のスーツをローテーションし、かつ毎日のお手入れをしっかりやるべき
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