もちを食べると太る。でももち食べたい。
それが日本人ってもんだ。
で、もちを食べると太る理由について検索すると大体でてくるのがGI値。
このGI値ってなんだろう?
目次
もちを食べると太る原因はGI値にあり でも米ともちのGI値は同じ あれ?
もちを食べると太るのはもちが高GI食品だからだ。
といってももちのGI値は米と同じだが。
GI値については後に解説するので今は頭に置いとくだけでいい。
「え? 米と同じなら大丈夫じゃん!」
って思うだろうがそんなことはない。
米だって毎日食べると実はやばいんだ。
テレビ朝日の番組、『もしもの1週間 白米を毎日たくさん食べ続けたら体重はどうなるのか?』という企画が放送されていた。
実験に参加したのは銀シャリの鰻さん(31)と橋本さん(34)。
ルールは1週間、毎日1人5合のお米を食べること。
ご飯1合は炊飯すると330gになる。だから5合だと1日1615g、2670kcal摂取することになる。
銀シャリの2人はご飯に「生とろサーモンフレーク」や「岩もずくのり」、「しらすめんたい」などをかけてご飯を食べ続けた。
1週間後
橋本さん 体重 -1.6kg
とダイエットには成功している。
が、しかし
中性脂肪を測定したところ・・・
橋本さん 98→213 +115
中性脂肪が大幅に増えている。
体重は減ってもお腹まわりは確実にぽよんぽよんだ。
高GIの食品を食べまくると太る理由
銀シャリの実験で高GIの食品を食べ続けると中性脂肪がやばいことになることがわかった。
ここで説明しよう。
GI値というのはグリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略。
食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値だ。
GI値が高いほど食後の血糖値が大きく上昇する。
GI値が低いと食後の血糖値の上昇は小さい。
ご飯や餅もちのGI値は80
豆腐が40
肉0(測定不能)
小麦、パン、じゃがいもなどの炭水化物食品はGI値が高い。
肉は糖が含まれてないから血糖値を上げない。
で、GI値が高い食品を食べるとどうなるかというと食後の血糖値が大きく上がる。
すると血糖値を下げる働きをするインシュリンが分泌される。
インシュリンは肥満ホルモンと言われ、糖を脂肪に変える働きがある。
このインシュリンが大量に分泌されると太るのだ。
糖尿病患者は血糖値を下げるためにインシュリン注射を受けるが、これのせいでカロリーー制限してるのに急激に太る患者が大勢いる。
もちろん、糖尿病患者は病院から配られるカロリー制限された病院食を食べている。
それにもかかわらずインシュリンのせいで10kgも20kgも普通に太ってしまう。
信じられないかもしれないが本当だ。
またGI値の注意点としてGI値は一食分あたりではなく「炭水化物50gあたり」の試料で比較するため、元々炭水化物がほとんど入ってない肉などは測定不可能。
比較試料の重量によってウドン約88g、ソバ約70g、砂糖50g、スイカ約660gを比較する事になる。
なぜ炭水化物を基準に測定するかというと血糖値を上げるのは炭水化物だけだからだ。
脂肪とタンパク質はいくら接種しても血糖値は上がらない。
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もちを食べると太る理由 高GI食品と高GI食品を一緒にとるから
高GI食品を食べると太るわけだが、じゃあなんでご飯を毎日食べてる私たちは太らないのか?
いや、知らず知らずのうちに中性脂肪はついているかもしれない。
銀シャリの2人が体重は減っても中性脂肪が急激に増えていように。
で、本題に移る。
もちを食べるとなぜ太るのか?
それはまずもちが高GI食品であることが1つ。
それともちは基本的にもち+何かで食べる。
ご飯だったらご飯1杯+いろいろなおかずだろう。
これがもちの場合はもち+何か。つまり、もちがメインで+何かというのはしょうゆとかきなことかあんことか。
ご飯1杯のカロリーともち2個のカロリーが大体同じくらいだが、もちは大体3~4個は食べるからご飯でいうと2杯分。
それを3食食べたりする。
そしてもちはおやつにも食べたりする。
で、結果的にもちばかりを食べることになる。
これはご飯を1日5合食べていた銀シャリにまでは及ばないとはいえ、近い状態ではないだろうか。
また人によってはもち+ごはん+おかずを食べたりもする。
もちを鍋に入れてご飯も食べたりとか。
これがよくないのだ。
高GI食品+高GI食品の組み合わせ。太るに決まってる。
またもちだけで食べる場合も「おしるこ」や「あんこもち」はやばい。
なぜならあずきやあんこのような糖分は高GIだからだ。
もちで太らないための対策
もちで太らないためには高GI食品と低GI食品を組み合わせ、血糖値の上昇をコントロールすることが大切だ。
血糖値の上昇を抑えるには食物繊維が豊富に含まれた食品、「野菜」や「大豆製品」を一緒にとるといい。
例えば磯辺焼き。もちをしょうゆとのりで食べる。
たったこれだけでもちのGI値は80→63まで下がる。
またきな粉餅。これはきな粉に砂糖を混ぜるかどうかにもよるが、砂糖は少なめにすればいい。
これでGI値は80→66に下がる。
納豆もちなんかもいいだろう。
案外一緒に食べるものによってGI値は下がるものだ。
だから私たちは毎日ご飯を食べてもそこまで健康を害さずに済んでいるのだろう。
あとはもちとご飯を組み合わせるのだけは絶対やめて、もちのときはもち。ご飯のときはご飯と明確に分けよう。
ちなみにごはんと大量のフライドポテトなんかも確実に太る組み合わせだ。
じゃがいものGI値はなんとご飯より高く、90だから。
要するに高炭水化物食品であるごはんやパン、もち、パスタ、麺類、いも類は1種類にした方がいいということ。
いもはおかずにちょっと食べるくらいならいいがご飯と同じくらいの量を食べるとやばい。
ラーメン屋でよくあるラーメン+チャーハンセットも実はめちゃめちゃ太る組み合わせ。
そのためかラーメン屋の店主はメタボが多かったり、糖尿病で早死にする人が多かったりする。
というわけで結論、もちを食べるときは一緒に食べるものの炭水化物に注意し、高GI + 高GIの最悪な組み合わせにならないように注意しよう。
これだけで正月太りはだいぶ予防できるはずだ。
まとめ
- もちを食べると太る原因はGI値にある
- でも米ともちのGI値は同じ あれ?
- もちも米も食べ続けると太る
- もちで太らないためには一緒に食べる炭水化物に注意
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